自己クリック対策って?Googleアドセンスに合格した後は? 後編

前回に引き続いて、AdSenseプログラムポリシー違反に対する対策のお話です。

今回は「クリックや表示を促す行為」と「コンテンツポリシー」に関して記載していきます。

クリックや表示を促す行為とは

Google AdSenseによると

矢印またはその他の画像やレイアウトを使用して、広告にユーザーの注意を向けさせること。

フローティング ボックス スクリプト(コンテンツなどの上に表示されるウィンドウのようなボックス型の表示領域で、通常はマウスなどで移動できるもの)に広告を表示すること。

となっています。

 

まず1点目に ”広告をクリックしてね” というような記載はNGです。

2点目に広告の張りすぎ、画面中が広告で埋まっているというのも、ポリシー違反となります。

ここまでは分かりやすいので、私も気を付けていました。

ですが思わぬところで、見落としがありました。

 

固定サイドバー(追従サイドバー)

私が使用しているWordpressテーマはLION MEDIAというものですが、

非常に広告が張りやすく使われています。

それゆえに、つい張り付けてしまったのが「固定サイドバー(追従サイドバー)」というエリアです。

明確にアウトと記載されている文面はありませんので、もしかすると何ら問題ないかもしれません。

ですが、画面の上下スクロールに追従するサイドバーもフローティング ボックス スクリプト と拡大解釈されるのを恐れて、

今回固定サイドバー (追従サイドバー)から 、アドセンス広告を外しました。

特別必要でなければ、画面に追従するような広告の張り方は避ける方がbetterだと思われます。

 

コンテンツポリシー

Google AdSenseによると以下の様に記載されています。

サイト運営者様は、Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシーに違反するコンテンツが含まれるページに AdSense コードを配置することはできません。配置すると、アカウントが一時的または恒久的に停止される可能性があります。

  • 知的財産権の侵害
  • 絶滅危惧種
  • 危険または中傷的なコンテンツ
  • 不正行為を助長する商品やサービス
  • 不適切な表示に関連するコンテンツ
  • 悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア
  • 露骨な性的描写を含むコンテンツ
  • 国際結婚の斡旋
  • 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
  • 不正なコンテンツ
  • 児童の性的虐待や小児性愛に関するコンテンツ

Google サイト運営者 / パブリッシャー向け制限事項に該当するコンテンツが含まれるページには、AdSense コードを配置してもかまいませんが、そうしたコンテンツでは、制限対象でない他のコンテンツよりも広告配信が少なくなる可能性があります。

  • 性的なコンテンツ
  • ユーザーに強いショックや不快感を与えるコンテンツ
  • 爆発物に関するコンテンツ
  • 銃や銃の部品と関連商品に関するコンテンツ
  • その他の武器および兵器に関するコンテンツ
  • タバコに関するコンテンツ
  • 危険ドラッグに関するコンテンツ
  • アルコールの販売や乱用に関するコンテンツ
  • オンライン ギャンブルに関するコンテンツ
  • 処方薬に関するコンテンツ
  • 未承認の医薬品やサプリメントに関するコンテンツ
  • Google Play ストアから削除されたアプリ

と記載されています。

当然アドセンスの審査を通過した皆さんであれば、このあたりは十分に気をつけていることだと思います。

 

ただ、一見見落としがちになるのが、

Google サイト運営者 / パブリッシャー向け制限事項 に記載されている「タバコ・アルコール・サプリメント・オンラインギャンブル」に関する記事です。

アドセンスのプライバシーポリシーも変更され、以前ほど厳しくはない様に思われますが、

これらの項目に触れる記事を書いた場合は、アドセンス広告を張り付けない事が望ましいと思われます。

 

特定の記事にアドセンス広告を表示させない方法

アドセンス広告の貼り付け方法は使用しているワードプレステーマによって変わると思いますが、

記事内に埋め込むタイプの広告は、自分で判断して貼る/貼らないを選択出来ると思います。

しかし、サイドバーや記事下広告となると、サイト共通の設定となってしまい個別の設定が出来ないという方も居られると思います。

当ブログが使用しているLION MEDIAもサイドバーや記事下広告は個別の設定が出来ません。

 

Widget Logic

ワードプレスのプラグイン”Widget Logic”がこの問題を解決してくれます。

Widget Logic を有効にすると以下のようにウィジェットに「ウィジェットのロジック」という項目が追加されます。

 

Widget Logic

ここにタグを設定することで、表示/非表示を切り替える事が出来ます。

 

それではワードプレスのプラグイン「Widget Logic」をインストールしましょう。

導入は簡単です。

・ワードプレスのメニュー”プラグイン”から「新規追加」をクリック

・キーワードに Widget Logic を設定します。

 

Widget Logic

Widget Logic が表示されたら、

・「今すぐインストール」ボタンを押してインストールします。

・インストール後、「有効化」ボタンを押します。

ワードプレスのメニューから、「外観」-「ウィジェット」と進みます。

 

Widget Logic

アドセンスの広告タグを張り付けているウィジェットを選択して編集を行うと、

下部に”ウィジェットのロジック”という項目が追加されています。

 

Widget Logic
Widget Logic

具体的には、ウィジェットを表示したくないページを、

!is_single(array(ID, ID, ID)):と記載します。

逆に特定のページのみ表示させたい場合には、頭の!を外して

is_single(array(ID, ID, ID)):と記載します。

これでウィジェットの表示/非表示がコントロール出来るので、サイト共通のサイドバー広告や記事下広告でもアドセンス広告の選択が可能になります。

IDは投稿一覧で確認しておきましょう。

 

前回の記事と合わせてこれらの確認を行っていれば、AdSenseアカウントの停止という事態は避けられると思います。

折角苦労して得た AdSenseアカウントを停止ならまだしも、復活不可能な無効処分だけは何としても避けたいところですね。

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